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「修悦体」は佐藤修悦さんという作者の名にちなんでそう呼ばれています。元々は、警備会社にお勤めの佐藤さんが、2004年、JR新宿駅東口改築工事に際し、ガムテープでつくった案内表示の字体です。鉄板の壁で迷路のようになっていた駅校内に突如出現した鮮やかで見やすい案内板。駅には無断で始めた佐藤さんですが、(怒られることを覚悟されていたそうですが)駅員さんに褒めていただけ、許可をいただけたことから正式に製作開始。やがて、その案内板に助けられた人、独特の字体に興味を持った人、たくさんの人から支持され、名前のなかったこの字体は「修悦体」と呼ばれるようになったのです。近年では映画『まぼろしの邪馬台国』のタイトルを手がけるなど、修悦体は、皆様の身近なところでも目にしていただけるようになりました。 |
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安田クリニックは、世界でonly oneのロゴ・マークを頂いた診療所です。
ガムテープを使って、独特の駅の仮設案内表示を創ったことで知られる、佐藤修悦さんが、「安田クリニック」のシンボルマークとロゴを、作ってくださいました。
よい料理人にかかると、素材がシンプルなほうが、料理の味がいっそう引き立つかのように、「安田クリニック」に命が吹き込まれたような気がします。
佐藤さんはとても気さくな方で、初対面であることを忘れさせてしまうような不思議な魅力に引き込まれてしまいました。この存在感こそが、私のクリニックが目指すものなのだと納得するとともに、修悦体の看板の元でこれからの半生を地域に根を下ろして生きていくのだという感慨がこみ上げてきました。
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佐藤修悦さんが作ってくださった修悦体のオリジナルを、キッズルーム内に、ギャラリーとして展示させていただいています。院内では、患者さんが整然と院内を迷うことなく歩けるようにと、佐藤さんの自発的御厚意で、「診察室」「内視鏡室」「受付」から「化粧室」にトイレの男子マーク女子マークの室名札や案内表示にいたるまで、すべて「修悦体」で作製してくださいました。
駅の大混雑の中で、大勢のお客さんが進むべき道を工事現場から守る隔壁に、進むべき目印をガムテープでわかりやすく書いたものが修悦体です。本場の東京でも、佐藤さんが警備にあたる駅の工事現場を中心にした、比較的限られた場所で、一定の期間でしかお目にかかれないものです。来院された際は、ぜひ、ゆっくりと御鑑賞ください。 |
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